長崎県松浦市沖の伊万里湾で赤潮が発生し、特産の養殖トラフグ27万匹が死ぬなどの漁業被害が出ていることが8日、分かった。地元漁協によると、同市のフグ生産量は全国一を誇り、被害額は現時点で4億円。中和剤を散布しているが、被害はさらに増える見通し。

 同市の新松浦漁業協同組合によると、赤潮は7月下旬から発生し湾全域に拡大。大量発生した有害プランクトンが魚のえらに張り付いて呼吸困難を招いたことが大量死の原因。トラフグのほかに、クロマグロやハマチなどの養殖魚計6万2千匹が死んだのも確認された。

 伊万里湾では、計110万匹のトラフグが養殖されており、高級魚として関東や関西へも出荷されている。農林水産省の統計によると、2015年の同市の養殖フグ生産量は全国の15%を占める596トンだった。【共同】

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