グループに分かれて業界の課題や今後の取り組みを話し合った「有田焼未来プロジェクト」の初会合=西松浦郡有田町のチャイナ・オン・ザ・パーク

 昨年の有田焼創業400年事業を継承し、業界の発展を目指す新組織「有田焼未来プロジェクト」(深川一太代表)が8日、発足した。西松浦郡有田町での初会合に32人が出席し、課題や将来像を話し合った。会合を重ね、有田焼振興や後継者育成に取り組む。

 400年事業で全国の有力百貨店を巡回した「有田の魅力展」実行委員会を母体に設立した。行政や商工会議所などの団体に加え、陶土作りから流通までの事業者で構成している。有田焼製作やイベント企画など、外部から依頼があった場合の相談窓口を目指す。

 会合では少人数のグループに分かれて意見を交わした。佐賀大学有田キャンパスとの連携や、技術継承へ若い世代が働きやすい環境づくりへの提案があった。

 深川代表は、分業制を取ってきた有田焼の歴史を振り返りつつ「業界の横の連携が欠け、発展に向けた話し合いが難しかった」と指摘した。その上で「伝統産業の継承発展のため、さまざまな分野から集まってもらった。海外市場の開拓や町の観光活性化など、オール有田で課題に向き合いたい」と話した。

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