佐賀県有明海漁協の徳永重昭組合長(右)と懇談する防衛省の齋藤雅一大臣官房審議官(左)や三貝哲九州防衛局長(同2人目)=佐賀市の漁協本所

 佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画を担当する防衛省の齋藤雅一大臣官房審議官や九州防衛局の三貝哲局長が8日、着任あいさつで佐賀県や佐賀市、県有明海漁協を訪れた。受け入れ可否の判断を巡り争点となっている漁業者の国の公共事業に対する不信感に関し、「重く受け止めており、払拭(ふっしょく)するためにどうするか真摯(しんし)に、真剣に検討したい」と述べた。

 県や市、漁協はオーストラリア沖での在沖縄米軍オスプレイ事故を受け、原因究明を申し入れた。

 県有明海漁協で応対した徳永重昭組合長は「何か起きた時は海に落ちる。佐賀でも飛行経路は漁場の真上。非常に懸念している」と伝え、「人為的ミスなのか機体の問題なのか、事故の原因をはっきりしてもらわないと。一番の不安はそこ」と強調した。

 県庁では池田英雄副知事が面談し、「魚介類がほとんど取れない悲惨な状況など漁業者の切実な思いを(国に)届け、しっかり応えてもらう必要がある」と注文した。齋藤審議官は「(オスプレイの)安全性は最重要課題。今回の事故も適切な形で県にもしっかり情報提供したい」と答え、漁業者からの意見についても「関係省庁ともしっかり議論していきたい」と応じた。

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