【ニューヨーク共同】タカタの欠陥エアバッグ問題を巡り、米国の所有者らが自動車メーカーを相手取って起こした集団訴訟で、ホンダは1日、経済的な損失に対する補償として6億500万ドル(約670億円)を支払うことで和解したと発表した。既に日本やドイツの5社が和解しており、ホンダを含めると和解金は日本円換算で総額1300億円余りに上ることになった。

 タカタのエアバッグ搭載車が最多だったホンダが和解したことで、補償問題はヤマ場を越えた。訴訟資料やホンダによると、和解金は車の修理中に使ったタクシー料金などの費用補償のほか、エアバッグの交換を呼び掛けるための資金などに充てられる。

 ただ、欠陥エアバッグの回収率は米国ではなお40%程度にとどまっており、タカタと自動車メーカーは事故拡大を防ぐ対応を急ぐ必要がある。

 集団訴訟ではトヨタ自動車、マツダ、SUBARU(スバル)、ドイツのBMWの4社が5月、計約5億5300万ドルを支払うことで和解した。日産自動車もその後、少なくとも9700万ドルを支払うことで和解した。米フォード・モーターも訴えられており、米メディアによると、原告側は同社との訴訟を続けるとコメントした。

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