デンソーの先端技術研究所で公開された、運転手の脳の血流を計測できる帽子型の装置=1日午後、愛知県日進市

 自動車部品大手のデンソーは1日、運転手の血流から感情の変化を読み取り、安全運転につなげる研究を進めていることを明らかにした。目線や表情から検知するのに比べ正確で幅広い情報が得られると期待される。愛知県日進市の先端技術研究所で設備を公開した。

 脳の血流を計測できる重さ約100グラムの帽子型の装置を開発。運転席を再現したシミュレーターと連動させ、状況に応じて運転手が緊張しているか、リラックスしているかを判別する。

 イライラしているとみた場合は、自動で車内に心地よい香りを漂わせ落ち着かせたり、脳の働きが鈍くなった際は居眠り運転の危険があると判断し、注意喚起したりするサービスにつなげる。

 自動運転では、周囲の車の動きを予測しながら人の手を借りずに車線変更できる人工知能(AI)の開発も進めている。記者会見した加藤良文専務役員は「車の使い方が大きく変わる可能性がある。スピード感を持ち事業につなげる」と述べた。【共同】

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