気象庁は1日、東京湾でマグニチュード(M)9・0以上の地震が発生したとの緊急地震速報を出し、直後に取り消した。首都圏では電車が運転を見合わせるなどの影響が出た。実際に地震は起きておらず、落雷による誤信号が原因の可能性があるとみて、気象庁が状況を調べている。

 気象庁によると、1日午後5時9分ごろ、千葉県富津市付近で最大震度7が予測されるとの緊急地震速報を発表したが、揺れが観測されなかったため、取り消した。また同12分ごろにも震度5弱以上を予測した速報を発表したが取り消した。

 当時富津市付近では雷雲が発達しており、気象庁は観測点周辺での落雷によって流れた電気信号を揺れとして感知した可能性があるとしている。

 この緊急地震速報で、震度4以上の地震の可能性があると予測されたのは35都府県に及んだ。

 誤報により、都営地下鉄や東武鉄道、京浜急行電鉄など首都圏の一部の鉄道会社は、いったん電車の運行を見合わせた。いずれも1分程度で運転を再開した。JR東日本や東京メトロは独自の地震計測システムを持っており、影響はなかった。【共同】

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