男子走り高跳び決勝 2メートル4センチを3回目の跳躍で成功し、6位入賞した龍谷の野中廉也=岡山市のシティライトスタジアム

=ヒーロー= 八種競技挑戦で才能開花

 今大会の開会式で県選手団旗手を務めた期待の選手が、県勢陸上に今大会初めての入賞をもたらした。龍谷の野中廉也が男子走り高跳びで6位。こだわりつづけてきた2メートル10に届かず、自ら持つ県高校記録の2メートル07もクリアできなかったが、中学まで無名だった自身を振り返り、入賞を素直に喜んだ。

 予選では通過記録2メートル03をクリアできなかったが、到達者が規定数に満たなかったため記録2メートル00ながら試技数の少なさでかろうじて決勝に進出。それが「かえってプレッシャーがなくなった」と緊張を解いた。

 決勝では、追い風の下で助走が前のめりになっているというコーチらの指摘を受けスピードを調節。踏み込む力を高めたことで入賞をつかんだ。

 学校では特進科に在籍し、学業との両立をこなす。ハードル走者だった1年の時は「ただなんとなく陸上をやっている感じ」だったが、八種競技をきっかけに走り高跳びの才能が開花。2年生では大会の度に自己ベストを塗り替え、競技の楽しさを知った。

 その成長を間近で見てきた高祖保男監督は「次は国体で記録更新を」と話す。野中の2メートル10への挑戦はまだ終わっていない。

◆陸上 成績(岡山・シティライトスタジアム)

 

【男子】

 ▽200メートル予選

 「8組」(7)吉永瑛治(佐賀工)22秒19=落選

 ▽5000メートル決勝(16)井手孝一(鳥栖工)14分49秒85

 ▽3000メートル障害予選

 「1組」井手孝一(鳥栖工)=欠場

 ▽走り高跳び予選

 「2組」(7)野中廉也(龍谷)2メートル00=決勝進出

 ▽同決勝(6)野中廉也(龍谷)2メートル04

【女子】

 ▽200メートル予選

 「3組」(4)古川砂椰(佐賀北)25秒32=落選

 ▽1600メートルリレー予選

 「8組」(5)佐賀北(細岡、古川、白石、皆良田)3分52秒91=落選

=2016 高校総体 中国総体=

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