岡田三郎助のアトリエの魅力や移設計画を話す県立美術館学芸員の竹下正博さん=佐賀市のシアター・シエマ

 佐賀出身の洋画家・岡田三郎助のアトリエに集った芸術家たちの足跡をたどるドキュメンタリー映画「あるアトリエの100年」の上演を記念したトークイベントが16日、佐賀市のシアター・シエマであった。県立美術館学芸員の竹下正博さん(50)が、同アトリエを県立博物館横に移設する計画や建物の魅力などについて話した。

 アトリエは1908(明治41)年、岡田が東京・恵比寿に建設した。映画は、アトリエから発見された16ミリフィルムの映像をもとに、岡田や妻で小説家・劇作家の八千代、洋画家・辻永(ひさし)をはじめとした多くの弟子たちの足跡を紹介し、それぞれの表情をいきいきと描いている。

 竹下さんは、平面図を示しながら内部の構造や移設する部分の特徴などを説明した。16ミリフィルムや写真、岡田の作品に描かれている情報をもとに復元計画を立てている現状を紹介し、「きちんと復元するために貴重な情報となっている」と話した。

 映画は28日まで上演。22日には松本誠一・県立美術館長によるトークイベント「岡田三郎助と妻八千代について」を開く。問い合わせはシエマ、電話0952(27)5116。

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