「勝負の1年」と再起を誓うMF水野晃樹=沖縄県の読谷村陸上競技場

■31歳再起へ「勝負の年」

 13年間のプロ生活で、国内外の延べ6クラブを渡り歩いた。かつてA代表に名を連ねながら近年はけがに泣いてきただけに「勝負の一年だと思っている。(サッカーをする場を)与えてくれた周囲に、結果で恩返ししたい」と再起を誓う。

 静岡県出身の31歳。2人の兄を見て3歳からボールを蹴った。小中学校時代は清水FCで鍛え、小野伸二(J1札幌)のプレーに憧れ清水商高に進学。2年時には高校総体4強に導いた。

 高校卒業後、2004年にJ1市原に入団。当時指揮していたイビチャ・オシム元日本代表監督の下で才能を開花させた。05、06年にナビスコ杯で優勝。07年にはA代表入りを果たし、4試合でピッチに立った。

 08年からはセルティックFC(スコットランド)で3年間プレーした。出場は12試合に終わったが、当時チームメートだった中村俊輔(J1磐田)との日々は今に活きているという。「常にストイックで、サッカーの捉え方が変わった」

 日本に復帰した10年以降は柏、甲府、千葉、仙台と移った。度重なるけがに見舞われ、出場機会も減っていただけに鳥栖のオファーを「素直にうれしかった」と話す。

 年齢が上がるにつれ、「スピード感は無くなりつつある」という実感はある。だが、「得点機の演出、攻撃にアクセントをつける動きには自信がある」。さまざまな経験を糧に、並々ならぬ思いで定位置を取りにいく。

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