ハードルを跳ぶ基礎トレーニングに励む「白石アスリートクラブ」の子どもたち=白石町の白石中

 白石町の小中高校で陸上に励む子どもたちが合同で練習する「白石アスリートクラブ」が3日、開講した。2023年の佐賀国体を見据え、子どもたちの競技力を磨き、かつて一世を風靡(ふうび)した「陸上王国白石」の復活を目指す。

 7月末にあった顔合わせに続き、この日は白石中で2回目の練習会と開講式があった。町内にある小学生の陸上クラブ四つと中学校3校の陸上部、白石高陸上部から約150人が参加し、基礎トレーニングと種目別練習に汗を流した。

 戦後、白石町には白石保養院の故・緒方勝徳理事長による陸上クラブ「緒方スパルタ学校」があり、オリンピックに3回出場した大串啓二さんらトップ選手を数多く輩出。町出身選手では、世界陸上に4度出場した前田和浩選手=白石高出身・九電工=や、箱根駅伝10区区間記録を出した松瀬元太さん=同校出身・同教諭=らが活躍した。

 一方で近年は、陸上のために鳥栖市の強豪・鳥栖工業高に進学する生徒もおり、選手の確保やさらなる指導力強化が課題となっていた。そこで前田選手を育てた門田芳彦・白石中校長が関係者に呼びかけ、発足した。

 練習会は月1回。この日参加できなかった佐賀農業高陸上部も含めると、最終的には170人前後に達する見込み。選手同士だけでなく、指導者同士も交流し組織的な指導力を磨く。

 門田校長は開講式で、「各競技専門の指導者もおり、月1回だが指導を受ける意義はある」と子どもたちを激励。有明中陸上部主将で長距離が専門の古賀快音さん(14)は「これまで活躍してきた先輩方を見て気持ちも高まるし、自分もそうなりたいと思う」と熱意を語った。

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