北朝鮮が6回目の核実験を実施した3日、佐賀県内でも被爆者ら核兵器廃絶を求めてきた人々から怒りの声が上がった。

 県原爆被害者団体協議会の田中徹会長(76)=三養基郡基山町=は核実験を繰り返す北朝鮮に対し、「国際社会の非難も意に介さず、どうしようもない国だ」と憤った。

 被爆者で反核運動をけん引してきた元長崎大学長の土山秀夫氏や日本被団協代表委員の谷口稜曄(すみてる)氏が相次いで他界したことに触れ、「原爆の怖さを知らない人が増え、状況はますます厳しくなっているが、諦めずに核廃絶を訴え続けていく」と決意を新たにした。

 高校生平和大使の武雄高2年、藤田裕佳さん(18)=西松浦郡有田町=は「悲しいというか、悔しいというか、複雑な気持ち」と声を落とした。

 平和大使に就任して2カ月。被爆者の思いを届ける活動をしている。「多くの命を奪い、今も苦しむ人がいる核兵器を使って力を誇示したり、抑止力にしようとする考えを持つのは、もうやめてほしい」と各国のリーダーに注文した。

 県は県内32カ所の空間放射線量の調査を1日1回から1時間おきに増やした。午後3時時点で異常は見られなかった。

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