有毒物質が発生したとの想定で、防護服をまとい救助活動にあたる消防署員=基山町けやき台

チェーンソーで倒壊した建物に穴を開け、人命救助にあたる警察署員や消防団員たち

 鳥栖・三養基地区消防総合訓練が3日、基山町のけやき台一帯であった。消防隊員や消防団員、地区住民約300人が参加。大規模地震に伴う火災を想定して消火や人命救助にあたり、連携や情報伝達の流れを確認した。

 鳥栖・三養基地区消防事務組合を組織する1市3町が毎年持ち回りで開いている。今回は福岡西方沖を震源とするマグニチュード7の地震が発生、基山町内で震度6弱を観測し、火災や建物の倒壊が発生したという想定。各種機関が連携し、同時並行で対応した。

 住宅密集地での火災には消防車両など12台が一斉に散らばり、高層住宅にははしご車が駆けつけ、屋上階に取り残された住民を救助した。倒壊家屋までの障害物は基山建設業協会が重機を用いて取り除き、警察署員や消防団員がチェーンソーで屋根に穴を開け、中にいる人を搬出した。町社会福祉協議会よる炊き出しや、ドローンを活用した上空からの情報収集も試した。

 鳥栖・三養基地区消防事務組合消防本部の石橋哲文消防長は「実際に災害が発生した場合と変わらない形で訓練できた。住民にも参加してもらったことで、万が一の心構えになる」と述べた。

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