準々決勝・佐賀商-三島(愛媛) 素早い攻めでポイントを奪う佐賀商の島ノ江唯=岩国市総合体育館

■ハイライト 気迫で前へ充実感

 自分たちの力を存分に発揮し、目標としていた全国ベスト8という大きな壁を越えた選手たちの表情に落胆はなかった。フェンシング女子の佐賀商は準々決勝で第2シードの三島(愛媛)に0-5。準決勝進出はかなわなかったが、島ノ江唯主将は「前へ前へという気持ちは失わなかった。なにより楽しかった」と胸を張った。

 ベスト8をかけた3回戦は安来(島根)に5-0と快勝。リーチの長さで勝る相手にも、「前日の2回戦から3年生全員調子が上がっていた」と勢いを見せた。

 ただ準々決勝では、三島の技のうまさと、攻撃に対する対応力の高さに圧倒され、ポイントこそ奪うものの勝利をつかむことはできなかった。総体一週間前の練習試合で完敗した実力の差は埋めることができなかった。

 それでも「負けてもいいから自分たちが楽しい試合にしよう」と選手たちを送り出した野本尚子監督は「実力は発揮できた」と選手たちを褒めた。大島聖奈は「全国のレベルは高かったが、この総体で何倍も成長できた。全員がエースという気持ちを持って戦えた」と振り返った。

 「気迫は負けてなかった。技を磨いてまた3人で力を合わせたい」と島ノ江主将。総体で得た自信を胸に、国体出場をかけた九州ブロック大会に臨む決意を新たにした。

■選手ひとこと

栗原大揮(総体3年連続出場した主将)

 4-5と競り負け、とてもくやしい。だが、後輩たちはしっかりとついてきてくれて、団結力は負けてなかった。国体へ向けて攻めを磨く。

浅川由里(佐賀商3年)

 思いっきりやれた。九州ブロック大会で弾みをつけて、国体でベスト8以上を狙いたい。

■成績

(岩国市総合体育館)

 ▽男子団体2回戦

川俣(福 島)/5-4/佐賀商(佐 賀)

(川俣=高橋利3勝、高木1勝2敗、大津1勝2敗)

(佐賀商=栗原2勝1敗、服部健3敗、杠2勝1敗)

 ▽女子団体3回戦

佐賀商(佐 賀)/5-0/安来(島 根)

(佐賀商=島ノ江2勝、浅川1勝、大島2勝)

(安来=井塚2敗、渡部1敗、青山2敗)

 ▽同準々決勝

三島(愛 媛)/5-0/佐賀商(佐 賀)

(三島=登尾早2勝、白峰1勝、村上2勝)

(佐賀商=島ノ江2敗、浅川1敗、大島2敗)

=2016 高校総体 中国総体=

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