マシンガンを持って抵抗していた犯人役を取り押さえる県警機動隊の銃器対策部隊=鳥栖市の鳥栖プレミアム・アウトレット

■本番さながら、鈍器対策部隊も出動

 鳥栖署と県警本部は8日、3年後に迫る東京五輪を見据え、年間550万人が来場する鳥栖市の鳥栖プレミアム・アウトレットでテロ対策訓練を実施した。県警機動隊の銃器対策部隊も出動し、本番さながらの緊迫感を持って犯人役を制圧。店舗側との連携も確認し、万が一に備えた。

 テロの脅威が国際的に増す中、危機意識を醸成するのが目的で、同施設で県警がテロ対策訓練を行うのは初めて。

 訓練では、2人組の男が乗用車で暴走。客をはね、施設内に姿を消した。警察官が目撃者に犯人の特徴を聞く一方、警備員らが利用客の避難誘導を開始。警察官が特徴に合致した男に職務質問すると、刃物を持って暴れ出したため刺股(さすまた)などを使って制圧した。マシンガンを持ってトイレに立てこもった共犯者には、銃器対策部隊が出動し、脚部を撃って無力化、拘束した。

 鳥栖プレミアム・アウトレットの鈴木元啓支配人(43)は「(テロは)改めてあってはならないことだと感じた。死角を無くし、わずかな変化に気づくことで未然に防ぎたい」と気を引き締めていた。

 不特定多数が利用する大型商業施設はソフトターゲットと呼ばれ、テロの標的になりやすいと言われている。

 公安調査庁ホームページの「世界のテロ発生状況」によると、7月28日にはドイツ北部ハンブルクのスーパーマーケットで男が刃物で客を襲い、1人が亡くなり、6人が負傷する事案が発生した。

このエントリーをはてなブックマークに追加