アンプティサッカー日本選抜メンバーとして国際大会に初出場する松田隆洋選手=佐賀市の佐賀工業高

■24日から国際大会 最年少の俊足DF

 障害者スポーツのアンプティサッカーに情熱を注いでいる佐賀工業高2年の松田隆洋選手(16)=佐賀市神野西=が日本選抜メンバー入りし、24、25の両日、ポーランドで6カ国が争う国際大会に出場する。初めて日の丸を付けて戦う松田選手は「選抜チーム最年少で技も未熟だが、選ばれたことをありがたく思う。優勝できるように頑張りたい」と奮闘を誓っている。

 アンプティサッカーは、事故や病気で脚や腕を切断した障害者の7人制競技で、脚などの下肢切断者がフィールドプレーヤー、腕などの上肢切断者がゴールキーパーを担当する。フィールドプレーヤーはクラッチ(杖)を使って走るが、クラッチがピッチに付いていない状態でボールに触れるとハンドとなる。

 松田選手は小学6年の時、不慮の交通事故で右脚を失った。中学2年の時にアンプティサッカーのことを知り、久留米市で競技を見学したのをきっかけに強豪クラブ「FC九州バイラオール」に加入した。

 月に数回、大分や福岡などであるクラブ練習に参加。日常的には筋力トレーニングをこなし、チームスタッフを務める父秀隆さん(58)とパスなどを磨いている。脚の速さを生かし、インターセプトを得意とする左サイドのディフェンダーに成長し、日本選手権やレオピン杯など国内の主要大会も既に経験している。

 将来の目標は、ワールドカップ出場と、競技の普及や知名度アップへの貢献。「(ポーランドの大会で)役割をしっかり果たし、他の選手に学んでレベルアップにつなげたい」と大きな夢へ一歩踏み出し、笑顔が輝く。

 14日は佐賀市の県スポーツ会館で激励会があり、県サッカー協会や同校の副島政史校長らから激励金も贈られた。

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