初めての個展を開いている牟田さん=佐賀市のギャラリーシルクロ

■二科展入選作など

 本格的に絵画を始めて5年で二科展入選など評価を受ける牟田千夏さん(佐賀市)の初めての個展が、佐賀市のギャラリーシルクロで開かれている。大胆な陰が魅力的でスタイリッシュな作品が並んでいる。18日まで。

 牟田さんは、2012年に二科会会員の岸川正道さんの絵画教室で絵を描き始めた。14年には二科展デザイン部門で入選。筑後市美術展で入賞するなど評価を受けている。

 雑誌や紙袋を使ったコラージュが洒脱さを演出する。二科展の2回目の入選作「Amare」は、クリムトの「接吻(せっぷん)」をイメージしながらも、腕時計のコラージュで時間の流れを意識させるなど表現を工夫する。情熱的な筆致に勢いもあり、二科展の全国巡回作に選ばれた。

 「羽根をつけた蝸牛(かたつむり)」は、描いていたカタツムリに2枚の紙が落ちて、その形を生かすと鳥になった。「偶然の造形を大切にした」作品は、抽象画のように想像をかき立てる。

 創作意欲が次々と湧き上がり、「目を閉じると色や線が浮かび上がってくる」という牟田さん。「人が飽きない楽しい絵を描き続けたい」と語る。

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