9日午前7時ごろ、長崎県平戸市の海上で突風が発生し漁船が転覆、乗っていた船長の男性(56)ら2人が僚船に救助された。約1時間半後には福岡市の能古島沖でも漁船が転覆したと通報があり、船長の男性(60)が救助された。突風が原因とみられ、いずれも命に別条はなかった。

 長崎県内ではこのほか、午前7時すぎ、長崎市小江原のゴルフ練習場でネットが高さ36メートルの鉄製支柱9本とともに約160メートルにわたって倒れた。県警などによると、営業前でけが人はなかった。長崎地方気象台によると、長崎市では午前7時26分に最大瞬間風速18・4メートルを観測した。

 福岡市博多区でも店舗兼住宅の3階部分の外壁が剥がれ、一部が路上に落ちたほか、街灯が根元から折れ曲がり倒れた。人的被害はない。

 気象庁は竜巻の可能性もあるとみて、長崎市と博多区の現場に機動調査班を派遣。いずれも竜巻ではなく、積乱雲から吹き下ろした冷気が地上付近の暖かい空気と接することで生じるガストフロント(突風前線)が原因とみられることが分かった。【共同】

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