おぼれて救助が必要な人へ、浮輪を届けるドローン=鳥栖市河内町の河内ダム

 水の事故が増える夏場や台風の季節に備え、鳥栖署は3日、鳥栖市河内町の河内ダムで水難救助訓練を実施した。県警として初めて、同訓練に小型無人機「ドローン」を使い、上空から救助を求めている人を発見し、いち早く救命胴衣などを届けた。

 ドローンの検定事業を展開する「ドローン検定協会」(山下壱平社長、鳥栖市)の協力を受け、署員ら合わせて約30人が参加した。今回は重さ3~4キロの物を運ぶことができる縦横約1メートルの大型機と、カメラを積載した縦横45センチの小型機計2台を使用した。

 訓練では警察の要請を受けてドローンが岸辺から離陸。浮輪をロープでつるして約60メートル先のおぼれている人まで運び、署員たちがロープをたぐり寄せて救助した。ドローンは捜索にも活用され、指揮本部からは見えない場所にいた対象の発見に一役買った。

 山下社長(25)は「ドローンを活用すれば、救助を求める人のために初動がより速くできることが見せられた」と語った。鳥栖署の松尾聡警備課長(37)は「運用が天候に左右されるという課題はあるが、救援物資が迅速に届けられ、人が探せない場所も探せて便利。操作に精通した業者との連携を深めたい」と話した。

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