相手は上位を快走する柏。20本のシュートを浴びるなど厳しい試合になったが、鳥栖の守備陣が奮闘し、その攻撃をことごとくはじき返した。前節負傷したDF吉田に代わり、今季リーグ戦初先発となったDF三丸は、90分間集中力を切らさず走り続けたことを挙げ、「だから勝ち点1を取れた」と胸を張った。

 相手両サイドのMF伊東、FWクリスティアーノのスピードをいかに封じるか。「根元を断ち切る」(フィッカデンティ監督)と、相手ボランチ2選手への対応を鍵としたが、「中盤で防ぎ切れずに前に運ばれた」とMF福田。相手の巧みなパスワークで何度もゴールを脅かされた。

 最大のピンチは後半35分。鳥栖のセットプレーからカウンターを受け、GK権田が伊東と1対1に。「練習でしっかり考えているからこそできた」と、素早い出足で伊東のミスを誘って駆け引きを制した。

 守りの連動性も光った。ボールを保持する相手にプレスを掛け続け、「シュートコースが限定されていたし、寄せ切って防いでくれた」とも。

 「18チームの中でいま最も状態のいいチーム」とフィッカデンティ監督が認める柏に引き分け、3試合負けなしとした鳥栖。それでも権田は言う。「前半戦はアウェーで足踏みした。(後半戦は)勝ち続けないといけない」。中3日で迎える横浜M戦に向けて気持ちを奮い立たせた。

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