小雨で渇水対策を実施している嘉瀬川ダム(佐賀市富士町)の貯水率が、30%台に回復した。台風18号に伴う降雨などで持ち直した。依然として厳しい状況で、嘉瀬川水系で初めて行われた農業用水や水道用水などの10~30%の取水制限は継続している。

 国土交通省武雄河川事務所によると、25日現在の貯水率は30・6%。15日に過去最低の23・3%まで落ち込んだ後、17日に県内に最接近した台風18号の雨の影響で23日に30%を超えた。

 武雄河川事務所は渇水対策支部を設置して対応している。利水者の取水制限は7日から開始し、これまで生活などへの影響は確認されていない。嘉瀬川はダムからの水の補給量を30%減量しているため流量も減っており、川の環境が維持されているかも調べている。

 福岡管区気象台が25日発表した九州北部の3か月予報では、10~11月は平年に比べて晴れの日が多く、3か月の降水量は平年並みか少ない見込みという。

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