初入閣を伝える佐賀新聞のコピーを手に、喜びと抱負を述べる今村雅弘氏=3日午前9時、東京・永田町の衆院第2議員会館

■経験生かし「なりわい再生」

 「興奮しているのか、4時まで寝付けなくて」。初入閣した鹿島市出身の今村雅弘衆院議員(比例九州、7期)は3日朝、議員会館で待ち構えた報道陣に笑顔を見せた。入閣を伝える佐賀新聞の1面を手に取り、「郵政民営化に反対し、佐賀県知事選でもいろいろあったが、よくここまでこれたなと思う。これも地元の支援者のおかげだ」と感慨深げに語った。

 午前中、衆院本会議や国土交通委員会、自民党の臨時総務会などに出席し、会う議員から「おめでとう」「何の大臣になるの」と祝福の言葉を掛けられた。ポストが明らかになったのは午前11時45分。安倍晋三首相から携帯電話に連絡が入った。「復興相を頼みます。大変な仕事だが、よく現地と連携を取ってほしい」。直後に復興庁の事務次官らが事務所を訪れた。

 午後の面会予定は全てキャンセルし、昨年11月に入会した志師(しすい)会(二階派)の事務所で会派の議員ら約30人と一緒に呼び込みを待った。午後2時45分、官邸からの連絡を受け、「すぐ参ります」。そう答えると、「今村大臣、万歳」の掛け声と拍手で送り出された。

 1月から衆院の東日本大震災復興特別委員長を務めた。「被災地の復興は待ったなしの時間との勝負。農業、土木分野での経験を生かし、『なりわいの再生』に取り組む」と抱負を語った。早速4日には福島に入り、知事と面会し、復興局の職員を前に訓示する予定だ。

 14年末の衆院選では、知事選を巡り党本部と違う候補擁立に動き、比例の名簿順位を下げられた。それでも、保守分裂となった15年1月の知事選で山口祥義氏を支援し、党推薦候補を破っての初当選に導いた。今村氏は「不器用なので筋を通して迷惑も掛けたが、国を思う気持ちは首相と一緒。それを分かってもらえたのではないか。恩に報いたい」と力を込めた。

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