ドローンで撮影した佐賀駅(中央部)周辺。1970年代に高架化を終え、新たな用地を生み出しにくい環境にある=佐賀市

 佐賀市の一般会計当初予算は941億円。前年度比0・7%減で、過去最大だった前年度に次ぐ規模となった。投資的経費は7・1%減だったものの、全体の4分の1を占める子育て支援や介護など社会保障にかかる扶助費が3・9%増の約252億円に膨らんだ。

 子育てや保健福祉関連の新規事業が目出つ。育児への不安や重圧から精神的不安定になる「産後うつ」を予防するため、新年度から「産後2週間健診」を実施。事業費約1300万円で、受診費用を市が全額助成する。

 就学前の発達障害児のための療育施設を10月に開設する。早期療育で小学校への円滑な入学を進める。約1500万円を盛り込んだ。「待機」が発生している放課後児童クラブ(学童保育)の専用施設を北川副小に開設するなど、施設整備にも取り組む。事業費は約1億円。

 佐賀駅周辺整備構想推進事業で1650万円を組み、整備基本計画を策定する。藻類産業拠点整備として、用地約20ヘクタールの取得費に11億8800万円。11小中学校の耐震補強、大規模改造に19億9600万円、市役所も18億9800万円かけて改築する。

 歳入は、市税が前年度比2・9%増の302億5500万円を見込んだ。自主財源比率は2・89ポイント改善し40・92%。緩やかな景気回復基調で生産活動が持ち直しつつあるとして、法人市民税は7・1%増えるとみている。

 ◇主な事業◇産後包括ケア=1314万円▽発達障害児通園施設運営=1518万円▽佐賀駅周辺整備構想推進=1650万円

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