天皇陛下から認証を受ける今村雅弘復興相。中央は安倍首相=3日午後、宮殿・松の間(代表撮影)

今村雅弘衆院議員の佐賀事務所には復興大臣就任を祝う電話が続々と入ってきた。左は妻の佳草さん=佐賀市末広

 7期目の初入閣に地元は沸いた。今村雅弘衆院議員が復興相に就任した3日、佐賀県内では支持者らから喜びの声が上がった。国の震災復興事業を統括する重責を担うことになり、熊本地震の被災地支援に関わる人たちや、県内に身を寄せる東日本大震災被災者からは「復興の加速を」と、期待や注文が寄せられた。

 佐賀市にある今村氏の事務所は、初入閣が報じられた前日夜から祝福の電話が鳴り続けた。対応した妻の佳草さん(68)は「『次こそ大臣を』という声を聞くたびに申し訳ないと思ってきたので、ほっとしている」と顔をほころばせた。

 「この男を1回は大臣にする-」。そんな思いで選挙を支えてきた元県議会議長の本山光二さん(87)=杵島郡白石町=は「長いこと待ち望んでいたから、やったなあと思ったよ」と感慨深げ。今村氏の生家と近所で、家族ぐるみで付き合ってきた鹿島市の小笠原百代さん(81)は「口べただけど、優しくて正直な人。大事な復興という仕事も真面目に取り組んでくれるはず」と期待を寄せた。

 活躍を望む声は親しい人に限らない。佐賀市の主婦山口澄子さん(71)は「2世や3世の議員より庶民的。その感覚を震災復興にも生かして」と要望した。

 長崎市での九州知事会議に出席していた山口祥義知事は「九州では震災対策も含めて復旧、復興が大きな論点になっているので、その意味でもタイムリーな就任だし、ご活躍いただけるのではないか」と語った。

 熊本地震の復興支援に取り組むNPO「地球市民の会」(佐賀市)は、今村氏が顧問を務めている。岩永清邦事務局長は「われわれの活動もよく把握していて、今までの大臣以上に被災地に目を向けてほしい」と注文した。東日本大震災で被災した宮城県から鳥栖市に避難している佐藤美紀子さん(43)は「あれから5年たっても東北の復興は道半ば。熊本、東北双方に目を配り、被災者の声をしっかり聞いてくれたらうれしい」と話した。

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