剣道女子団体予選リーグ・佐賀学園-中京 大将戦で積極的にメンを狙う佐賀学園の三浦早紀(左)=岡山市のジップアリーナ岡山

男子個人1回戦 初戦で1本勝ちを収めた龍谷の福田渓=岡山市のジップアリーナ岡山

ジップアリーナ岡山

■ハイライト 強敵に臆せず攻め果敢

 部員7人体制で県総体の剣道女子団体を15年ぶりに制覇し、全国に挑んだ佐賀学園。3校で争う予選リーグで1勝1敗の2位にとどまり、決勝トーナメントには届かなかった。選手たちは涙をこらえきれなかったが、八木重樹監督は「今までで一番いい試合だった」と優しく語りかけた。

 琴平(香川)との初戦は、相手の出方を見極めながら好機を逃さず、先鋒から3人連続で1本勝ちした。続く中京(岐阜)は全国総体2連覇中の麗澤瑞浪を破って岐阜県代表になった強敵。だが、佐賀学園の選手たちは臆しなかった。

 先鋒の篠田すみれは先にメンを取り、コテを奪われた後も粘って延長引き分け。次鋒溝上佳奈は、判定が分かれるきわどいメンの打ち合いを演じた。既にチームの勝敗が決した後の大将戦も三浦早紀が飛び込みメンを2本決め、意地を見せた。

 結果は1-2の敗戦だったが、「中学時代も含め全国大会経験がなく、少ない人数でよくここまで来た」と八木監督。3年生4人と握手を交わすと、選手たちはすっかり笑顔を取り戻した。

 総体が終わると3年生が引退、団体戦がフルメンバーで組めなくなる。それでも、主将の篠田は「自分たちが果たせなかった思いはここ(総体)に置いていく。来年また取りにきてほしい」と後輩たちに奮起を促した。

■龍谷勢2回戦敗退

 剣道男子団体の県代表を逃した龍谷は、個人戦に井口温志と福田渓が出場したが、いずれも2回戦で敗れた。

 2回戦から登場の井口は、しきりに体を寄せる山田(愛知・桜丘)とのつばぜり合いを嫌い、相手を突き放しながら隙をうかがった。しかし逆に自分の足の動きが一瞬止まったところでメンを奪われ、コテを狙った場面でも再びメンを決められた。

 1回戦で勝利した福田は、2回戦では森下(福井・敦賀)に技を度々繰り出すも決まらず、「焦って、よけに回ってしまった」。延長戦で粘るもメンを打たれた。

 坂井宗輝監督は「一人の戦いでも力を出し切ろうと言ってはいたが…」と、団体戦抜きの選手の心情を思いやった。

 ▽男子個人1回戦

福田渓(佐賀・龍谷)/(3)/ メ-  /横山凌太(秋田・新屋)/(3)

 ▽同2回戦

山田慎(愛知・桜丘)/(2)/メメ-  /井口温志(佐賀・龍谷)/(3)

森下大海(福井・敦賀)/(2)/ メ-  /福田渓(佐賀・龍谷)/(3)

 ▽女子団体予選リーグHブロック

佐賀学園(佐賀)/3-0/琴平(香川)

○/篠田/(3)/ メ-  /福井/初/ 

○/溝上/(2)/ コ-  /山神/(3)/ 

○/江口/(2)/ メ-  /福田小/(3)/ 

 /小浜/(3)/  -  /松岡/(3)/ 

 /三浦/(3)/ メ-ド /福田彩/(3)/ 

中京(岐阜)/2-1/佐賀学園(佐賀)

 /大沢/(2)/ コ-メ /篠田/(3)/ 

○/平野/(2)/コメ-  /溝上/(2)/ 

○/浅野/(2)/コメ-  /江口/(2)/ 

 /肥田/(2)/  -  /小浜/(3)/ 

 /田中/(2)/ メ-メメ/三浦/(3)/○

 ▽同順位(1位は決勝トーナメントへ)(2)佐賀学園1勝1敗

=2016 高校総体 中国総体=

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