沖縄県名護市沿岸部での米軍新型輸送機オスプレイの不時着事故に関連し、米軍側が同県内にある別の1機を整備のため、19日にも飛行させたいと日本政府に打診していることが分かった。13日の事故後、オスプレイは飛行停止していたが、再開となれば地元の反発は必至。政府は慎重に対応を検討している。政府関係者が17日、明らかにした。

 政府は飛行再開には、事故原因に関する詳細な説明と安全確保が必要としている。事故現場を視察した沖縄県の安慶田光男副知事は「原因究明まで再開しないよう国が要請しているわけだから、米軍は真摯(しんし)に応えるべきだ」と述べた。

 関係者によると、この1機は沖縄本島近くにある米軍伊江島補助飛行場(同県伊江村)に駐機している。米軍側は所属先の普天間飛行場(同県宜野湾市)まで飛行したいと主張している。事故原因に関し、米軍は空中給油訓練中のオスプレイのプロペラが給油機の給油ホースに当たって損壊した可能性があると説明。機体自体には問題はなかったとの立場で、早期に飛行再開できると判断したとみられる。普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古などでは17日、市民らが今回の事故に抗議する集会を開いた。参加者の男性は「県民の声を何とも思っていない表れだ」と話した。【共同】

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