■消費、流通で学習会

 日本一の産地・有明海のノリの流通と消費に関する学習会が3日、佐賀市の佐賀商工ビルで開かれた。有明ノリの品質の高さをいかにPRし、幅広く普及させていくか、課題を探った。

 口溶けが軟らかい有明ノリはおにぎり用に不向きだったが、ノリと白米を分けてラップで包装する技術が開発され、コンビニを含めた業務用市場が急伸したという。一方で、平成に入って贈答用や家庭用の消費は落ち込み、生産者の減少も続いている。

 学習会には大学教授やノリの専門家らが参加。サン海苔(のり)の大田尾憲昭常務は「ノリは自然商品なので、今年の1等と昨年の1等では味が違う。商品化には同じ価格、品質に合わせるのが難しい」と課題を語った。

 西九州大健康栄養学部の安田みどり教授は、ノリにはビタミンB12や葉酸、ヨウ素など豊富な栄養分があるが、健康食品として訴えるには一度に取れる量が少ないと指摘。学生とともにノリを使った商品開発に今後も取り組み、普及に力を入れる考えを示した。

 学習会は、NPO法人有明海ぐるりんネット(荒牧軍治代表)がセブン-イレブン記念財団の助成を受けて開催。来年2月にはノリ摘み取りの現場を見学する予定。

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