観客との記念撮影に応じる出演者ら=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

相良知安が鍋島直正にドイツ医学の採用を進言するシーンを演じる出演者

 幕末・維新の礎を築いた佐賀の偉人になりきって歴史寸劇を披露している「佐賀の八賢人おもてなし隊」が上演開始から丸5年を迎えた。3日は「6周年突入記念公演」を行い、大隈重信や佐野常民らが登場する寸劇を、約200人の観客が楽しんだ。

 同隊は、2012年9月から佐賀市の佐賀城本丸歴史館で毎週日曜日に1日5回、寸劇を上演している。上演ごとに回収するアンケートでは「大変面白かった」という回答が97%を超えるという。

 この日は、2年前に県医療センター好生館(佐賀市)の記念行事で1度だけ上演したことがある芝居「あまねく人を」を披露。ドイツ医学を取り入れ日本の医学の発展に貢献した相良知安が登場するストーリーで、知安の子孫・相良隆弘さん(64)も拍手を送った。また、これまで大木喬任を演じてきた歴代4人の役者が勢ぞろいする場面もあり、常連客らが写真に収めていた。

 同隊代表の青柳達也さん(42)は「観客をどう楽しませるか、回数を重ねるごとに改善してきた」と5年間を振り返り、プロデューサーの桜井篤さん(52)は「単発のイベントではなく、毎週日曜に来れば見られるものにしたくて続けてきた。『佐賀に行くなら日曜がいい』というキャッチフレーズを発信していきたい」と語った。

 小城市の兼武麻衣子さん(28)は「随所に笑えるところもあって、歴史を知らない人もすんなり見ることができる。ぜひ続けてほしい」と上演を楽しんでいた。

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