ジャパンインバウンドソリューションズ社長中村 好明氏(52)

 訪日客の爆買いが最近終わったと言われる。リピーターが増え、買う物が変わってきたからだ。見誤ってはいけない。インバウンドの成長はこれからだ。

 2014年の人口10万人当たりの訪日客数は香港13%、台湾12%、韓国6%の順。14億人いる中国はわずか0・189%(15年は倍増)。インドネシアなどこれから豊かになる国がアジアにたくさんある。国連世界観光機関は今後数十年、国際観光人口が増え続けると推計している。

 現在は「インバウンド2・0」の時代にいる。以前の「1・0」時代は狭義の観光業だけだったが、14年に免税制度が変わり、商業者が参入。旅行先も大都市に地方都市が加わり、客層も団体から旅行代理店を頼らない個人に移っている。地方は地域で連携して、SNS(会員制交流サイト)を駆使するこうした客層への戦略がいる。

 来る2020年以降の「3・0」時代は、全産業が関わり、全国民のおもてなしが必要になる。唐津には旧高取邸など素晴らしいコンテンツがある。草花ではなく、樹木を育てるように長いスパンで取り組んでほしい。

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