訪日客を唐津に呼び込むため、意見を交わしたパネルディスカッション=唐津市相知交流文化センターサライ

 選ばれる観光地を目指した「第3回おもてなしセミナーinからつ」が7月25日、唐津市相知町の相知交流センターサライで開かれた。地元の観光関係者ら約200人が訪日外国人客(インバウンド)の現状や課題を学び、受け入れ体制などに思索をめぐらせた。

 ジャパンインバウンドソリューションズの中村好明社長(白石町出身)がインバウンドの今後の成長について力説。古民家再生の第一人者で東洋文化研究者のアレックス・カー氏(米国出身)が景観論から訪日客の好みなどを語った。

 2人の基調講演後、唐津観光協会の山崎信二会長と唐津焼作家の中里太郎右衛門氏を交えたパネルディスカッションもあった。

 中里氏から「唐津焼は素朴で自然の風合いと似ている。焼き物を作るように唐津の町をつくれたら」という発言もあって唐津焼の話題が弾んだ。カー氏は「唐津焼は日本の究極の焼き物だが、日本をよく知るよく来る外国人に知られていない」と課題を示した。

 景観については中村氏が「子どもの頃、唐津に海水浴に来ていたが、いまは唐津がどこにでもある町になっている」と指摘。一方、カー氏は「唐津は比較的古い町が残っている。古い町並みが残った所でも、ここ数年の世代交代でガタガタと変わり始めている」とし、規制など早急な手立てを訴えた。

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