参院法務委員会で佐賀県の中学生人権作文コンテストを題材に質問した山下雄平議員=13日、東京・永田町の参議院

 自民党の山下雄平参院議員(佐賀選挙区)は13日の法務委員会で、佐賀県の中学生人権作文コンテストの最優秀作品を取り上げ、これを人権意識醸成のためのコンテンツとして活用するよう提案した。

 山下氏は昨年12月、神埼市で開かれた人権フェスタで、全国中学生人権作文コンテスト県大会の最優秀2作品が朗読されたエピソードを紹介した。

 鳥栖市の香楠中3年(当時)の森咲野花(さやか)さんは、通学路で起きた外国人に生卵を投げつけた事件から、外国人が安心して過ごせる日本にしたいと訴えた。唐津市の早稲田佐賀中1年(当時)の浅沼佑厚(ゆうこう)さんは障害者施設の祭りで施設の女性から繰り返し同じ質問をされ困惑したが、みんなが一生懸命に生きていて、かけがえのない存在だと気付いたと伝えた。

 山下氏は「具体的な日常の話が率直に語られ、胸に迫った」と述べ、全国コンテストの受賞生徒に閣議の前か後に作文を朗読してもらうよう提案、「私は記者出身だが、メディアが取り上げると思う」と語った。

 金田勝年法相は「作品に高い啓発効果があるのは同感だ。指摘の点を踏まえ、事務方と相談したい」と答弁した。

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