被ばくした想定で避難車両を流水で除染する自衛隊員=4日午後0時57分、多久市陸上競技場

避難車両に放射能汚染が確認された想定で、検査を受ける子どもたち=4日午後0時49分、多久市陸上競技場

 避難住民と車両の被ばくの有無を調べ、除染までを行うスクリーニングの訓練は、多久市陸上競技場で実施された。新しい機器の導入などで作業の迅速化は図られているが、全体の運営については不安が残った。

 九電社員や自衛隊員らが作業員となり、玄海町から小城市に向かう避難車両14台を検査した。2年前に導入したゲートモニターは通過するだけで被ばく量が分かり、基準値を超えた場合に乗客の被ばくも確認する。除染に関しては、拭き取り方式から流水方式に変えることによって時短につながった。

 県の計画では、唐津市や伊万里市からの避難経路に沿って30キロ圏外に12カ所のスクリーニングポイントを設置する。その中には、十分な作業スペースが確保できない場所もあり、県職員で会場責任者の東島和久さん(54)は「狭い場所でも車の流れを停滞させないための工夫など、解決すべき課題はまだ多い」と話す。

=原子力総合防災訓練=

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