避難所に移動してきた唐津市の住民たち=4日午後3時6分、みやき町中原庁舎

 玄海原発から5~30キロの緊急防護措置区域(UPZ)にあたる唐津市原の住民48人が、事故発生時の受け入れ先となるみやき町まで避難する訓練を行った。バスから降りる際には「遠かった」という声も漏れ、長時間の移動を負担に感じたようだった。

 大型バス1台に乗り込み午後1時ごろ唐津市内を出発。高速道西九州道、福岡都市高速を通り、筑紫野インターを下りて県道17号、国道34号を使うルートで、受け入れ先のみやき町役場中原庁舎には午後3時5分に到着した。原発事故発生時は県内の主要幹線道路が混雑すると見立て、あえて遠回りした。

 放射線に関する座学もあって会場には机や椅子、プロジェクターが並び、みやき町の担当者は「段ボールベッドや間仕切りの設置など、避難所開設の一連の動作も確認したかった」と残念がった。訓練に参加した原地区の脇山賢一郎区長(68)は「時間はかかったが、動き自体はスムーズだった。住民間で避難経路の情報を共有したい」と述べた。

=原子力総合防災訓練=

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