県商工会議所連合会の井田出海会長(右)が山口知事に要望書を手渡した=佐賀県庁

 佐賀県商工会議所連合会(井田出海会長)は25日、山口祥義知事に25項目の要望書を提出した。九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化、中小企業振興のための条例制定などを求めた。

 県内8商工会議所の会頭らが県庁を訪れた。九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン開発が困難な状況を踏まえ、「既存財源スキームの見直しによる全線フル規格化の実現へ向け、国への働き掛けを」と要望した。

 全線フル規格化は非現実的との見解を示す山口知事は「フル規格がいいのは県民、皆が思うこと。だが、さらに800億円必要になる」と財政の課題を挙げた。与党検討委員会の検討状況に触れ「県としての姿勢も求められる。道路整備など他のことをすべてやめてフル規格に財源をかけるのか」と改めて否定的な考えを述べた。

 要望書に盛り込んだ中小企業の振興を図る条例制定について、山口知事は「佐賀ならではの、中小企業が盛り上がる条例を作りたい」と意欲を見せた。

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