大イチョウから麻の神旗をくくりつけた竹を引き下ろす男衆=みやき町原古賀の綾部八幡神社

大イチョウから麻の神旗を回収する男衆=みやき町原古賀の綾部八幡神社

 今年県重要無形民俗文化財に指定された「旗下ろし神事」が24日、みやき町原古賀の綾部八幡神社であった。800年以上前から続くとされる伝統の神事で、日本最古の気象台とも呼ばれており、吉戒雅臣宮司(77)が「旗の傷みも少なく、豊作型の年」と占いの結果を述べた。

 7月15日に竹に結んだ麻製の神旗を境内の大イチョウにくくりつけ、地上約30メートルの高さにはためくように設置。吉戒宮司が毎日朝夕2回観察し、旗の巻き方やなびき具合、色のあせ方から天候や農作物の作況を占う。

 当日は神旗人と呼ばれる3人の男衆が素手でイチョウの木に上り、手際よく神旗を回収した。吉戒宮司は「基本的には干ばつ型の年。今年は九州北部豪雨もあったが、この地方では雨が少ない。米の収量も良い方だが、大豊作とまではいかない」と説明。

 「過去の例から見ると台風などの被害が考えられる年だったが、これまで大きなものはなかった。神様が皆さんの祈りを聞き届けてくださったのだろう」と述べた。

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