学校の授業など教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の実践報告をする第21回NIE全国大会が4日、大分市で始まった。「新聞でわくわく 社会と向き合うNIE」をスローガンに、5日までの日程。初日は参加者から学校図書館を積極活用する提案などがあった。

 大分県出身の芥川賞作家小野正嗣さん=写真=は記念講演で、生活に溶け込んでいた新聞と自身の家族の様子を説明。「新聞の言葉に触れることで思考の筋肉の基礎訓練になり、より難解な文学に挑んだり、生きる上で直面する問題に対処できるようになったりする」と訴えた。

 大分県NIE推進協議会会長の堀泰樹大分大教授は基調提案で「学校図書館の活用など、組織として継続的な取り組みが必要だ」と指摘した。

 パネル討論には大分県の小学校教諭や中学生らが参加。NIEに取り組んだ学校では、社会や読書に対する子どもたちの関心が高まった効果が紹介された。大分市立碩田中2年の亘鍋早希さん(13)は「気になった記事を友達と紹介し合い、互いの考えを知って関心を持つのは楽しかった」と話した。

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