福島県庁で内堀雅雄知事(手前)の言葉に耳を傾ける今村雅弘復興相=4日、福島市杉妻町

 内閣改造から一夜明けた4日、今村雅弘復興相は福島県を訪問し、内堀雅雄知事と会談した。就任会見でも強調した「現場主義」をアピールし、「思い切った取り組みをしていきたい」と抱負を述べた。続いて出先機関の福島復興局で職員約30人を前に激励した。

 会談で内堀知事は「今月末で震災から2000日の重い節目を迎える。大臣には現場に足を運んでもらい、被災地のつらい思いを共有してほしい」と呼び掛けた。加えて、政府が放射線量の高い帰還困難区域の避難指示解除を近く打ち出す見通しであることに触れ、「重要な局面を迎えている。政府の司令塔として取り組んでほしい」と訴えた。

 今村氏は「知事と思いは同じ」と答え、福島県が東京五輪の追加種目に決まった野球とソフトボールの予選の県内開催を要望していることに関しても、「都知事と会って力を貸してもらえるよう働き掛けたい」と意欲を示した。

 内堀知事は旧自治省職員時代に佐賀県に出向した経験があり、日本酒「鍋島」の話などで盛り上がった。

 会談後、地元の記者から「復興庁ができて6人目の大臣だが、復興に影響が出ないか懸念もある」「現場主義というが、どれくらいのペースで被災地を訪問するのか」など新しい復興相の姿勢を見定めるような質問が相次いだ。

 今村氏は「具体的な数は言えないが、機会をつくって頻繁に被災地を訪れたい。復興相を任せられたのも天命。全身全霊を尽くす舞台を与えられたと思って頑張りたい」と語った。

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