海と松原を臨む絶好のロケーションを楽しんでもらおうと、手作りの海の家「グリーンビーチハウス」を営む渕上俊介さん=唐津市浜玉町の浜崎海水浴場

 唐津市浜玉町の浜崎海水浴場に、海の家「グリーンビーチハウス」が今年もオープンした。行政指導でいったんは撤去を余儀なくされたが、試行錯誤を重ねて開店にこぎつけた。天候に恵まれ絶好の海水浴シーズンとなった今夏、浜辺のにぎわいづくりに一役買っている。

 沖縄在住中に海の魅力にひかれた佐賀市久保田町出身の渕上俊介さん(37)が前経営者から引き継ぎ、2010年から営業してきた。ただ、国定公園内に建築物を建ててはいけないという行政からの指摘を受け、今年は開店が危ぶまれた。

 渕上さんは文化庁など関係する役所と掛け合い、ルールに抵触しない形でのオープンを模索。国定公園指定前から長年海の家が営まれていたことを証明し、さらに例年のプレハブ小屋ではなく、木と竹を組み合わせた仮設の海の家を友人らとともに約3カ月かけて手作りし、このほど正式に承認をもらった。「許可が下りると信じていた。困難を楽しさに変えようとやってきた」と振り返る。

 浜崎海岸は近年、海岸浸食の影響が顕著だが、渕上さんは「虹の松原のカーブや美しい夕日。どうしてもこの環境と景色の中で営業したかった」と力を込める。9月いっぱい営業する海の家ではバーベキューやマリンスポーツが楽しめるだけでなく、ライブイベントなども企画する。「非日常を感じてもらえたら」と渕上さん。海岸では5日午後8時から、恒例の納涼花火大会も開かれる。

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