武雄市が作成した「就学・修学・就職のための給付・貸与制度のご案内」

■助成制度を周知 途切れぬ貧困対策に

 武雄市は、就学や就職を支えるさまざまな助成制度をまとめたリーフレットを作成した。奨学金や入学補助金、ひとり親や経済的に困難な家庭の就学援助費などを紹介している。小学校から高校、就職まで子どもの学びを支える制度を周知し、制度を知らずに経済的理由で進路が狭まったりすることを少しでも解消することを目指している。

 本年度から本格的に取り組む子どもの貧困対策の一環で作った。教員OBや保健師のコーディネーターが、進級進学などの環境変化にも途切れなく対応を続ける「伴走型支援」と同じ発想で、長期的視点で支援策を把握し、進学や就職の進路決定に役立ててもらう。

 リーフレットはA4判、8ページで、表題は「就学・修学・就職のための給付・貸付制度のご案内」。小中学生や高校生、特別支援学級等在籍者、ひとり親家庭、生活保護受給世帯などに分け、制度の名称や受給資格、給付や貸与の額と期間を記す。介護福祉士と保育士志望者への修学資金貸付制度などを含め、約20制度を紹介している。

 県立、私立高校生への就学支援金など周知が進んでいる制度に加え、世帯収入などによって私立の中高生に補助金があることや、定時制・通信制高校生に教科書給与や夜食費補助があることなどが分かる。

 市教委は「小中高校の進路指導者でも支援制度全体を把握しているケースは少ないと思う。一覧できるリーフレットで先も見通し、経済面を含めた適切な進路指導や生活指導につながる」と期待する。5千部を各校や進路指導者を中心に配る。武雄市以外の児童・生徒も活用できる内容で、市のホームページで公開している。

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