森の中で座禅に取り組む子どもたち=白石町の稲佐山玉泉坊

 子どもたちが寺で修行する体験会が7月30、31の両日、白石町の稲佐山玉泉坊であった。小学1年から中学3年まで約40人が、座禅や写経のほか自然体験に挑戦し、精神修養を目指した。

 30日には、森の中で座禅を組む林間座禅にチャレンジ。指導する玉泉坊の稲佐英明住職から、気持ちを落ち着かせる呼吸法や脚の組み方、指の組み方など作法を教わった。子どもたちは微動だにせず、さまざまなセミの鳴き声に耳を澄ませたり、時折吹く緩やかな風を感じたりしながら、5分間、10分間、15分間と徐々に座禅の時間を延ばして集中力を鍛えた。

 体験会は毎年夏休み中に開いており、鹿島市や武雄市など近隣市町からも参加の申し込みがある。今回も我慢や感謝、思いやり、助け合いなどを大切に、座禅のほかにも水風船を投げ合ったり虫を探したりする遊びや、野外調理などに取り組んだ。座禅を終えた白石小6年の鶴田櫂君(11)は「セミの声を感じていたら、だんだんと不思議な気持ちになった」と感想を話していた。

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