佐賀県の小中学校の児童・生徒数は2016年5月1日現在、7万2532人で、34年連続で減少した。調査を始めた1948年以降の過去最低を更新している。子どもたちの数が減っている一方、特別支援学校の児童・生徒数は増加傾向にある。

 県統計分析課が4日、文部科学省の学校基本調査の速報値を発表した。前回まであった病気などを含む長期欠席者数は、別の調査と重複しているため、現場の負担軽減などを理由に今回から外れた。発表は秋以降になる見通し。

 小学校の児童数は4万6784人で前年度と比べ643人(1・4%)減少し、中学校の生徒数は2万5289人と同じく966人(3・7%)減った。小中一貫教育を行う義務教育学校の種別が新設され、県内は大町町の1校459人だった。高校は2万5274人で、前年度比196人(0・8%)減だった。

 児童・生徒数が減少傾向にある中、特別支援学校は1129人と前年度より14人増加し、平成以降では最多となった。県教委は「全国的にも同じ傾向にある。一人一人の教育ニーズに応じて、自立や社会参加を支援していく学校の在り方が、社会的に認知・理解されてきているのではないか」とみている。

 16年3月に中学校を卒業した8951人のうち高校に進んだのは8761人。進学率は97・9%となり、過去最高だった07年、13年と同率だった。16年3月の高校卒業者8254人のうち大学などへの進学率は43・0%で、前年度と比べて0・5ポイント低下した。

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