ランチタイムに提供される「昼御膳」。手前が柿右衛門窯、奥が井上萬二窯の器

九州陶磁文化館に併設された「USEUM ARITA」。ガラス温室の明るい室内で料理を堪能できる=西松浦郡有田町

 佐賀県が誇る人間国宝と三右衛門の器で、県産の旬の食材を楽しむ「USEUM ARITA(ユージアム アリタ)」が11日、西松浦郡有田町の県立九州陶磁文化館アプローチデッキにオープンする。歴史に彩られた佐賀の文化と食を、目と手と舌で堪能できそう。11月27日まで。

 有田焼創業400年を記念し、佐賀県が企画した。「USEUM」は「MUSEUM=美術館」と「USE=使う」を合わせた造語。名陶の作品を実際に使うことで焼き物の魅力に触れる。碗(わん)や皿などは人間国宝の井上萬二氏、中島宏氏、十四代今泉今右衛門氏と、今右衛門氏とともに「三右衛門」と称される十五代酒井田柿右衛門氏、十四代中里太郎右衛門氏が手掛けた。

 建物はガラス張りの温室のイメージで農業県佐賀をアピールする。約250平方メートルにレストランスペース36席と、400年事業で開発した新商品を並べる展示スペースがある。和食の「朝御前」(税込み1500円)、和食、洋風、中華風の「昼御膳」(同2500円)、スイーツと飲み物のセット(同千円)を時間帯によって提供する。佐賀牛のロース、クチゾコの煮付けなどが味わえる。

 期間中は九州陶磁文化館で井上、中島両氏と明治以降の三右衛門の代表作を集めた「人間国宝と三右衛門」展(11日~9月25日)、有田焼の歩みや日本各地の多様な磁器を集めた「日本磁器誕生」展(10月7日~11月27日)を開く。営業時間は午前10時~午後4時半。月曜休業(月曜が祝日の場合は営業)。予約は電話0955(41)9120で受け付ける。

=有田焼400年=

※佐賀新聞紙面ビューア(http://www1.saga-s.co.jp/viewer/plan.html)に動画

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