インターネット検索サイト「グーグル」の検索結果が男性の人格権を侵害するとして東京地裁が削除を命じた仮処分決定について、米グーグルの不服申し立てを受けた地裁が7月、命令の一部を取り消す決定をしていたことが4日、分かった。

 男性は2014年6月、自分の名前を検索すると、犯罪行為を連想させる記事が表示されるとして仮処分を申し立てた。地裁は同10月、検索結果が「男性は素行が不適切な人物との印象を与える」として約230件中、122件の削除を命じた。

 グーグルは命令を受け検索結果を削除したが、15年12月、うち66件について削除命令の取り消しを求める保全異議を東京地裁に申し立てた。地裁は今年7月の決定で、男性が過去に取材を受けた際、迷惑行為を繰り返す集団との関係を認めていたと指摘。こうした情報が公になることへの同意があったと認められるとして、約60件の削除命令を取り消した。【共同】

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