県内一周駅伝大会を翌日に控え、監督会議で選手変更やオーダーを確認する関係者ら=佐賀新聞社

 杵島郡江北町での鳥インフルエンザ発生を受け、最終日(19日)を区間短縮する今年の郡市対抗県内一周駅伝大会。出場13チームは戦略の練り直しを迫られる。一方、現地関係者らはスムーズな運営に向け着々と対応を進める。

 中止となるのは武雄市の北方西体育館から江北町役場までの28区(9・4キロ)と、同役場からJR小城駅までの29区(10キロ)。いずれも例年、男子高校生のトップランナーが多数エントリーする区間だ。

 それだけに各チームの受け止め方はさまざまだ。5000メートル14分台の高校生をそろえる鳥栖市は「この2区間がなくなったのはマイナス」という。逆にエース級の高校生を欠く唐津・玄海は「社会人で勝負できるのでプラス」。5連覇を狙う小城市は「有利か不利か、やってみないと分からない」と模索中だ。

 「仕方がないが出場選手が減るのは残念」という声も。お膝元の杵島郡は、大勢の駅伝ファンが集まる幹線道路の区間だけに「地元の応援を受けたかった」と無念さをにじませる。

 運営面では、中止区間が最終日前後半の境目のため、前半ゴールと後半スタートをずらすだけで影響は大きくない。中継所から前半ゴールに変わった北方西体育館は、通常も武雄市陸上競技協会が中継審判員5人ほどを配置しており、今回はゴールテープ係2人を加えるだけ。同陸協は「中止した28区の交通整理がないので、全体の要員は少なくなるだろう」と話す。

 区間短縮で各チームは前半ゴール後、JR小城駅に移動して午後1時10分に後半のスタートを切る。本来小城駅は中継所で、選手はリレー直後に交差点を右折していたが、主催の佐賀新聞社と佐賀陸上競技協会は13チームが密集状態で交差点を曲がることになるのは危険と判断。駅前交差点からのスタートに変更する。

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