佐賀県警は16日、昨年1年間のストーカー行為やDV(配偶者らへの暴力)の対応状況を発表した。届け出などで把握した件数はストーカーが前年より15件増え216件、DVは35件減の249件だったものの摘発自体は増えており、「依然として高い水準で推移している」と分析している。

 県警生活安全企画課によると、ストーカー行為の内訳は「面会の要求」が90件で最も多く、「付きまとい・待ち伏せ」が70件、「無言電話」が50件で続いた。このうち文書警告や禁止命令を出したケースは49件。暴行や傷害、脅迫などによる摘発は45件に上った。

 DVは、把握した件数は減少したが、摘発は前年より6件多い69件で、暴行が36件、傷害が22件に上った。加害者と被害者の関係は約8割が婚姻関係だった。被害者への接近などを禁じる保護命令は19件あった。

 県警は昨年から、精神疾患の恐れがあるストーカー行為の加害者に対し、医療機関でのカウンセリングを勧め、被害防止につなげる取り組みを進めている。江口民雄生活安全部長は16日の定例会見で「被害者の安全確保を最優先に考え、関係機関と連携を図りながら引き続き対策を推進していく」と述べた。

 インターネット上で知り合い、ストーカー行為に発展するケースもあるため、今年1月からは会員制交流サイト(SNS)での付きまといも規制対象になっている。

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