閣議後の会見で、東電株保有や被災地3県の視察予定について語る今村雅弘復興相=東京・霞が関の復興庁

 今村雅弘復興相は5日の閣議後の会見で報道陣からの質問に対し、東京電力の株を8千株保有していることを認めた。兼務する福島原発事故の再生総括担当相の仕事に影響や支障がないかを問われ、「一切ない」と強調した。

 今村氏は東電株について「ずっと前から持っていた。当分の間、塩漬けだ」とし、原発事故後に買い増していないかとの質問には「していない。全然タッチしていない」と答えた。大臣規範では在任期間中の株取引は自粛し、銀行に信託することとなっている。

 昨年5月に公開された資産報告書によると、今村氏は東電株を8千株、九電株を4千株保有していた。

 東電会長が帰還困難区域などの除染や廃炉作業に国費の投入を求める考えを示していることに関し、今村氏は「政府全体の問題であり、いろいろな状況を見て考える」と述べた。

 また、週末から岩手、宮城、福島の被災地3県を相次いで視察することを明らかにした。知事や首長らと会談するほか、災害公営住宅や避難指示区域、福島原発の中間貯蔵施設を視察する。「復興の進捗(しんちょく)状況は刻々と変わる。よく見て新たな課題があれば即対応したい」と意欲を見せた。

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