21日に唐津市で開かれる県民説明会を前に、原発再稼働の問題点について意見を出し合った学習会=唐津市の大成公民館

 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、佐賀県が県内5カ所で県民説明会を開催するのに合わせ、脱原発の市民団体による「事前学習会」が16日、唐津市の大成公民館で始まった。約40人が参加し、説明会でいかに「市民の感覚」を伝えるか意見を出し合った。

 初回は「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」と「玄海原発反対からつ事務所」が共催した。冒頭、「裁判の会」の石丸初美代表が福島第1原発事故が収束していないことに触れ、玄海での避難計画の不備も指摘した。再稼働の動きが加速することを危惧し、「原発のために故郷を捨てて逃げたくない」と訴えた。

 説明会に向け、参加者からは「専門的な用語が並ぶ向こう(国や九電)の土俵で戦うのではなく、なぜ原発を動かすのか自分たちの常識でとことん聞くべき」「長年原発推進の立場を取ってきた県の責任も問わないといけない」「十分な質問時間を確保してもらえるよう冒頭に伝えるべき」といった意見が出された。

 「からつ事務所」の北川浩一代表は「21日の説明会は、原発の地元として唐津市の住民の危機意識を表明し、安全安心の担保になるか、確かな回答を得たい」と語った。

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