九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、佐賀県の山口祥義知事は18日の記者会見で、19日に発電所内を視察して安全対策を確認し、九電の瓜生道明社長と意見交換することを明らかにした。世耕弘成経済産業相の来県は、22日を軸に調整しているとみられる。

 山口知事は瓜生社長や世耕経産相との会談で姿勢や対応に納得できれば、月内に同意を表明する見通し。

 視察では、瓜生社長と今村博信所長が発電所内を案内する。新規制基準に基づいて整備したポンプ車などの可搬型設備のほか、地震や竜巻などの自然災害対策、原子炉格納容器内、事故時の指揮拠点として整備する緊急時対策棟の建設予定地などを確認する。その後、安全に対する姿勢などについて意見を交わす。

 山口知事は今回の視察を「極めて重要」と位置付ける。就任以来、九電に対し(1)うそをつかない(2)組織内の風通しを良くする(3)あらゆる事態にしっかりと対応する-の3点を繰り返し求めており、「人がどう動くのかはとても大事。改めて九電全体に(3点の)意識共有ができているのかを確認したい」と強調した。

 世耕経産相の来県日程は、危機管理の観点から明らかにしていない。複数の関係者によると、22日を中心に最終調整しているとみられる。知事は自らの最終判断に関し、経産相と面談した日に表明することは「あり得ない」と説明、翌日以降に記者会見を開き「県民に自分の考えを知らせることが大事だと思う」と述べた。

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