全国学力テスト前の注意事項に耳を傾ける生徒たち=佐賀市の城東中

 小学6年と中学3年全員を対象にした文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が18日、一斉に行われた。佐賀県内では国公立の小中学校と特別支援学校、私立中の計257校、約1万6千人がテストを受けた。

 テストは国語と算数・数学の2教科。これとは別に、県教委は独自に小5、中1、2を対象に同教科のテストを実施し、公立の小中学校と特別支援学校合わせて264校、約2万3千人がテストを受けた。

 全国の結果は8月ごろ公表予定。県教委は独自に採点し、5月には各学校に速報値を知らせ、6月に県全体の結果をまとめる。県内を5地域に分けて公表、県教委としては市町別、学校別での公表はしない。

 前年度の県の平均正答率は、小6の算数Aが全国平均と同じだった以外は下回った。県の総合計画では18年度までに全てで全国平均を上回る目標を掲げている。

 県教委は2014年度から「学力向上推進教員」を認定、勤務校だけでなく、支援する別の学校でも授業計画に助言するなど学力向上に取り組んでいる。また昨年の学力テストで全国平均よりも家庭学習時間が少ない傾向が出たことから、家庭訪問時などに活用できるリーフレットを作成した。県教育振興課は「学力向上には学校だけでなく、家庭や地域の力も必要。全体で取り組みを進めたい」とする。

 全国の参加者は計約212万8千人。暴風や大雨の影響でテスト実施を後日に延期した小中学校も相次いだ。各地の教委によると、北海道内の計105校が休校、浜松市と静岡県南伊豆町でも一部が休校した。

 全国学力テストは07年度に全員参加方式で始まった。民主党政権が一時、約3割の学校を抽出する方式に変えたが、自民党の政権復帰で14年度から全員参加に戻った。

◆2017年度全国学力テストの問題と解答は こちら

=ズーム= 全国学力テスト 正式名称は「全国学力・学習状況調査」。2007年度から小6と中3の全員を対象に実施。国語と算数・数学のほか、3年に1度は理科が加わる。中3は19年度から英語も3年に1度程度実施する予定。国語と算数・数学は基礎的知識を問うA問題と、知識の活用力をみるB問題を出す。児童生徒や学校に生活習慣などを尋ねる調査も行う。

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