玄海原発の再稼働に関する質問に答える山口祥義知事=佐賀県庁

 山口祥義佐賀県知事は18日の定例会見で、玄海原発で最終判断が迫られている再稼働の同意手続きに関連し、ルールを透明化して分かりやすくするよう国に検討を求めた。佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画では、防衛省が計画予定地の地権者対象に26~28日に開く説明会を注視する考えも示した。

■再稼働同意手続き

 -原発の再稼働で立地自治体などの地元同意に対して法整備を求める意見もある。どのように考えているか。

 知事 同意権は存在していないが、エネルギー基本計画では地元の理解を得ながら進めるとなっており、現在はその中で国から判断を求められている状況にある。(その枠組みは)住民に分かりにくく、説明も非常にしづらい。

 手続きはルールとして見えていた方が、ルールを作るときに議論できるし、結果もみんなで共有して認識できる。もう少し国の方でしっかりと検討してもらった方がいい。ルールの作り方にもさまざまな意見があり、法制化もその中の一つと思う。

■「自己責任」復興相発言

 -福島第1原発事故の自主避難者が帰還できないのを「本人の責任」とした今村雅弘復興相の発言を聞いた時の受け止めは。

 知事 真意は分からないが、大事なのは被災地の人や避難している人はいろんな思いを抱え、事故によって苦しい状況に追い込まれているのに対して、政治家としては敏感でなければならない。発言がどう受け取られるのか意識を持っていた方がいいが、大臣自身が(自主避難者の対応を)説明したいという理屈は分かるし、若干気の毒と思う。

■オスプレイ地権者説明会

 -オスプレイ配備計画で九州防衛局による地権者向け説明会が26日から開かれる。(プロセスの中で)どのような位置付けになるか。

 知事 佐賀空港の自衛隊の使用要請に関しては、かねてから地権者を対象に説明が行われるのが極めて大事と考えてきた。今回、4カ所で説明会が開かれるのは大きな意義があり、その状況をわれわれもしっかり見据えていかないといけない。

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