佐賀藩10代藩主・鍋島直正(1814~1871年)の銅像再建を進めてきた「鍋島直正公銅像再建委員会」(井田出海会長)は18日、佐賀市で総会を開いた。同委員会は3月に直正公の銅像が完成したことを受け、解散した。=写真

 建設費の目標としていた募金額1億円を上回り、総額は約1億4千万円に達した。余った寄付金(3868万円)は県に贈られ、銅像再建に関する記念誌発行や周辺の環境整備などのほか、島義勇の銅像建立にも充てる。記念誌には再建の経過や寄付者の名前などが記され、発行予定の500部は関係者や県内の公立図書館に配られる。

 同委員会の井田会長は総会で「多くの方から、立派なものができたと声をかけていただいている。県民や歴史愛好家などたくさんの協力を得ることができた。本丸歴史館の来場者数も増えており、銅像が佐賀観光の目玉になるのでは」と期待を寄せた。

■島義勇の銅像建立へ募金スタート 県が実施、目標1500万円

 「北海道開拓の父」と呼ばれた佐賀藩士の島義勇(しま・よしたけ)(1822~1874年)を顕彰する記念モニュメントの銅像建立寄付金の募集が18日、始まった。佐賀県が実施して目標金額を1500万円とし、ふるさと納税制度を活用する。来年9月30日まで。

 島義勇は明治新政府の初代開拓判官として北海道の開拓に尽力した。銅像建立は来年の「明治維新150年」「北海道命名150年」に合わせて取り組む。募集する寄付金は1万円以上から。申込書に記入する方法のほか、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」からも手続きできる。

 山口祥義知事は18日の定例会見で「島義勇は北海道で高く評価され、銅像は北海道の地を向くことや旅立つ前の姿など提案ももらっている。顕彰して志を未来につなげたい」と述べた。

 銅像建立の問い合わせは県肥前さが幕末維新博事務局、電話0952(25)7504へ。

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